ベトナムではチップにまつわるトラブルが多々あります。スパ、レストラン、移動手段となんでもチップが付きまといますので、旅行者はどんなトラブルがあるかを知っておくのがいいでしょう。
一番多いのは「チップが安い！」
日本人旅行者がベトナム旅行中、チップがらみで一番遭遇するトラブルが、「渡したチップが安い」というもの。例えば安マッサージの場合、基本料金が安い分チップが高くつく傾向にあります。そこで、「もっとたくさん頂戴よ」と言われて、押し問答が続くトラブルがよくあります。チップはあくまでも気持ちですが、お店で働くスタッフはチップが給料の大部分を占めるため、彼らも必死になります。あまりにしつこいようならばマネージャーを呼んで対処してもらいましょう。
タクシーでありがち「がんばったんだからチップをくれ！」
こちらはタクシーやバイクタクシーといった交通機関でありがちのトラブル。荷物を勝手に運ぶのを手伝ったり、多少距離がある場所まで運んでもらった場合、「がんばったんだからチップちょうだいよ」とたかってきます。基本的にタクシーなどではチャーター以外でチップは不要ですので、このような理由でチップを渡さないよう、毅然とした態度で断ってください。
チップは相場以上はわたさないように
欧米ではチップはレシートの合計金額の10〜20％が妥当とされていますが、ベトナムではそのような計算ではなく、それぞれ「スパのコースなら10万ドン」、「タクシーなら3万ドン」などと相場が決まっています。必要以上のチップを渡すと、彼らは味をしめて別の旅行者にも同じように要求してきますので、必ず相場となる金額を渡すようにしましょう。